
歯科衛生士になったきっかけ
子どもの頃、私は虫歯治療のため頻繁に歯科医院に通っていました。好奇心旺盛だった私は、診療台のテーブルに並ぶさまざまな器具に興味を抱き、歯科衛生士の方にその用途を尋ねたことがあります。その際、優しく説明してくれただけでなく、私の不安を和らげるために親身になって接してくれました。その時から歯科医院は私にとって怖い場所ではなくなったのを覚えています。
思春期には歯並びに強いコンプレックスを抱えており、人前で歯を出して笑うことに抵抗がありました。私と同じように悩みを抱えている人がきっといるのではないかと思うようになり、歯科で働くという選択肢が生まれました。
進路を考える際に、歯科衛生士として働いている友人の母から「細かい作業が好きなあなたにはこの職業が向いている」と助言をいただきました。この言葉が後押しとなり、歯科衛生士を目指す決意を固めました。
患者さんとのコミュニケーションで心掛けていること
歯科医院は、多くの人にとって緊張を伴う場所であると感じています。そのため、患者さんが少しでもリラックスして治療に臨めるよう、歯に関する説明やアドバイスはもちろんのこと、それ以外の日常的な話題を交えることで、患者さんとの距離を縮め、安心感を持っていただけるよう努めています。
また、患者さんとドクターの間をつなぐ「橋渡し役」を意識することも大切だと考えています。患者さんの中には、ドクターに直接は言いづらい悩みや要望を抱えている方も少なくありません。そうした場合に、私がその思いを汲み取り、適切にドクターへ伝えることで、患者さんの不安を軽減し、治療をスムーズに進められるよう心がけています。
休日の過ごし方

休日は、韓国に関する趣味を思い切り楽しんでいます。
歌やドラマ、韓国料理を満喫するのはもちろん、旅行も大好きで、頻繁に韓国を訪れています。最近はソウルだけでなく、地方都市を巡っており、日々情報収集をしています。
韓国では「ヒーリング」という言葉をよく使います。大好きな韓国でヒーリングし、気持ちを切り替え、日々の診療に取り組んでいます。
スキルアップのために取り組んでいること
日々学ぶことを心がけています。
診療中や業務の合間には、ドクターや先輩歯科衛生士にわからないことを積極的に質問し、実践的なアドバイスをもらっています。また、空いた時間には専門書を読んで知識を深めるようにしています。
特に、患者さん一人ひとりの口腔内の状態や悩みは異なるため、幅広い知識と柔軟な対応力が必要だと感じています。こうした日々の積み重ねが、患者さんにより良いケアを提供するために欠かせないと考えています。
井澤歯科を選んだ理由
これまで約10年間、他院で歯科衛生士として勤務してきましたが、職場に先輩歯科衛生士がいない環境でした。歯科衛生士は離職率が高く長く続けることが難しいと言われる中で、長い間勤続されている先輩方がいることは非常に魅力的に感じました。
また、職場全体の風通しが良く、意見交換がしやすい雰囲気であることも安心感につながりました。
さらに、患者さんと歯科衛生士との距離が近く、信頼関係を大切にしている姿勢に共感し、こうした環境で自分の経験を活かしながら成長していきたいと考えました。