医院からのおたより

台風接近に伴い臨時休診のお知らせ

台風10号の接近に伴い、ご来院される患者様、スタッフの安全を第一に考え、9月2日(月)を臨時休診とさせていただくこととなりました。

また、9月3日(火)も台風の進行状況によっては休診の可能性がございますことをご了承ください。

患者様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

歯を抜いた後の治療について

 

 

こんにちは

先月は歯を抜いた後の治癒過程を書いていきました。         傷口が治癒すればゴールではなく、                  次のステップとして抜いた個所の穴埋めが必要になってきます。

 

穴がふさがった後、歯がない状態のままにしておくと、隣の歯が倒れてきたり、咬み合わせの歯が下がってきたりして、歯の噛み合わせのバランスが崩れてしまいます。

 

上記のような状態にならない為には、しっかりと補綴治療をする必要があります。                              代表的な治療法として3つご紹介していきます。

①インプラント                          ②ブリッジ                            ③入れ歯

 

インプラント

インプラントとは、人工歯根とも呼ばれ、歯を失った顎にネジのようなものを埋め込みます。自分の歯と全く同じではありませんが、咬む力としては90%ほどの力で噛めるようになります。

デメリットとしては、治療期間が少し伸びてしまうこと、保険適応外になるため費用がかかること等があげられます。

 

ブリッジ

歯を失った両隣の歯を大きく削って支台の歯とし、そこに連結された被せ物を橋渡し(ブリッジ)の状態で接着していく治療法です。

しかし、2本の歯で3本分歯を支えるため、過度な負担がかかってしまい、両隣の歯の寿命を短くしてしまうデメリットがあります。

 

入れ歯

残っている歯に針金をかけ、部分的な入れ歯を入れる治療法です。

咬む力としては自分の歯の20~30%ほどと低くなってしまいます。また、インプラントやブリッジに比べると異物感も大きくなってきます。

 

 

ですが、咬む力が弱い入れ歯であったとしても、歯がない状態でいるよりは確実に、良い結果となります。

 

トラブルがないうちに失った歯の埋め合わせをし、咬む機能を取り戻していきましょう。

補綴装置にはそれぞれにメリット、デメリットがありますし、合う合わないも個人差がある為、一度歯科医院で相談してみてください。

 

 

花粉症とむし歯

 

 

段々と暖かくなり、インフルエンザのピークが過ぎたのも束の間、花粉症の季節となっています。

 

来院される患者様の中にも花粉症の方が多くいらっしゃいますが、

鼻づまりのせいで口呼吸になってしまい、治療がつらいと訴える方も少なくありません。

 

そんな辛い花粉症が、むし歯歯周病の原因になりうることをご存じでしょうか?

花粉症になると鼻づまりが原因で、鼻呼吸が困難になり口呼吸になりやすく、

その口呼吸は口腔内を乾燥状態にさせてしまいます。

さらに、”抗ヒスタミン薬”が含まれている花粉症のお薬を服用している場合、

副作用から唾液の分泌が減少し、これもまた口腔を乾燥状態にさせてしまいます。

 

唾液には、歯に着いた汚れ(プラーク)を洗い流したり、

むし歯や歯周病を引き起こす原因となる細菌の増殖を抑える役目があるため、

花粉症によるお口の乾燥がむし歯や歯周病の原因となるのです。

 

そんな辛い時期からお口の健康を守るポイント

1、歯磨きを出来るだけ丁寧・頻繁に行う

2、水分を出来るだけ取るようにして口腔内の乾燥をなるべく避ける。

3、十分な栄養・休息をとって免疫力を高めていく。

4、定期健診にて口の中をチェックしてもらう

 

もう少し花粉の時期は続きそうですが、頑張って乗り越えていきましょう、、、!

 

 

アマルガムについて

 

みなさんアマルガムをご存じですか?

アマルガムは50%の水銀を含む金属の事で、

歯科治療では虫歯を治療した後に詰める材料として使用されていました。

 

近年では、

水銀による金属アレルギーなどの健康被害が問題視されており、

アマルガムを使用する機会が減ってきています。

海外ではその使用を禁止している国もあり、

日本では2016年以降保険適応から外されており、

歯科治療では使われなくなっているのが現状です。

 

1990年までは歯科治療の主流として使われていたため、

昔詰めた詰め物はアマルガムの可能性が高いかもしれません。

アマルガムの特徴としては、光沢がなく黒く、錆びています。

範囲は小さく噛み合わせの面や奥歯の側面などに使用されています。

また、口腔内の金属は常に唾液に触れているため、

お口の中で劣化しやすく、腐食し続けてしまいます。

 

そして、長い間腐食したアマルガムは

アマルガムに含まれる水銀が溶けて少しずつ体内に蓄積され、

イオン化した水銀が体内に入り、

金属アレルギーを引き起こしてしまうこともあるのです。

 

長い間歯科治療で使われていたアマルガムは

身体に直ぐ影響が出るわけではありませんが、

健康意識が高まっている現在では、

金属以外の詰め物の種類が増えてきています。

 

アマルガムと銀歯(パラジウム)を見分けるのは難しいため、

気になる方は一度歯科医院を受診して口腔内を確認してもらいましょう!

 

 

 

インフルエンザの予防法!

 

 

 

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします

 

皆様、年末年始はゆっくり過ごせましたでしょうか。

私は見事な寝正月であっという間のお休みでした。

だらだらと何かしらを食べていましたが、歯磨きするタイミングわからなくなってしまいますね、、反省。

 

 

さて、例年冬に流行するインフルエンザですが、、、

そんなインフルエンザの効果的な予防法をご存じですか?

それは、「歯磨き」をすることなんです。

実は口の中にある細菌、特に「歯周病菌」は「インフルエンザウイルスの感染力を高めることが分かっているんです。

 

そして、寒くなってくると

口呼吸の方が増えてくるのですが、

口呼吸の方は鼻呼吸の方と比べるとお口の中が乾燥状態になり、

細菌が活発になる為、歯周病やムシ歯になりやすくなってしまいます。

 

因みに、お口の乾燥が気になる方にお勧めの湿潤剤などもあるので、

口呼吸が思い当たる方や、

朝起きた時の乾燥が気になる方など、

是非、スタッフにお勧めのケア用品など聞いてみてください。

 

インフルエンザを予防する為にも日ごろからお口の中を清潔に保つことがとても重要になります!口呼吸の方も是非気を付けてみてください。