歯を抜いた後の治療について

 

 

こんにちは

先月は歯を抜いた後の治癒過程を書いていきました。         傷口が治癒すればゴールではなく、                  次のステップとして抜いた個所の穴埋めが必要になってきます。

 

穴がふさがった後、歯がない状態のままにしておくと、隣の歯が倒れてきたり、咬み合わせの歯が下がってきたりして、歯の噛み合わせのバランスが崩れてしまいます。

 

上記のような状態にならない為には、しっかりと補綴治療をする必要があります。                              代表的な治療法として3つご紹介していきます。

①インプラント                          ②ブリッジ                            ③入れ歯

 

インプラント

インプラントとは、人工歯根とも呼ばれ、歯を失った顎にネジのようなものを埋め込みます。自分の歯と全く同じではありませんが、咬む力としては90%ほどの力で噛めるようになります。

デメリットとしては、治療期間が少し伸びてしまうこと、保険適応外になるため費用がかかること等があげられます。

 

ブリッジ

歯を失った両隣の歯を大きく削って支台の歯とし、そこに連結された被せ物を橋渡し(ブリッジ)の状態で接着していく治療法です。

しかし、2本の歯で3本分歯を支えるため、過度な負担がかかってしまい、両隣の歯の寿命を短くしてしまうデメリットがあります。

 

入れ歯

残っている歯に針金をかけ、部分的な入れ歯を入れる治療法です。

咬む力としては自分の歯の20~30%ほどと低くなってしまいます。また、インプラントやブリッジに比べると異物感も大きくなってきます。

 

 

ですが、咬む力が弱い入れ歯であったとしても、歯がない状態でいるよりは確実に、良い結果となります。

 

トラブルがないうちに失った歯の埋め合わせをし、咬む機能を取り戻していきましょう。

補綴装置にはそれぞれにメリット、デメリットがありますし、合う合わないも個人差がある為、一度歯科医院で相談してみてください。