花粉症とむし歯

 

 

段々と暖かくなり、インフルエンザのピークが過ぎたのも束の間、花粉症の季節となっています。

 

来院される患者様の中にも花粉症の方が多くいらっしゃいますが、

鼻づまりのせいで口呼吸になってしまい、治療がつらいと訴える方も少なくありません。

 

そんな辛い花粉症が、むし歯歯周病の原因になりうることをご存じでしょうか?

花粉症になると鼻づまりが原因で、鼻呼吸が困難になり口呼吸になりやすく、

その口呼吸は口腔内を乾燥状態にさせてしまいます。

さらに、”抗ヒスタミン薬”が含まれている花粉症のお薬を服用している場合、

副作用から唾液の分泌が減少し、これもまた口腔を乾燥状態にさせてしまいます。

 

唾液には、歯に着いた汚れ(プラーク)を洗い流したり、

むし歯や歯周病を引き起こす原因となる細菌の増殖を抑える役目があるため、

花粉症によるお口の乾燥がむし歯や歯周病の原因となるのです。

 

そんな辛い時期からお口の健康を守るポイント

1、歯磨きを出来るだけ丁寧・頻繁に行う

2、水分を出来るだけ取るようにして口腔内の乾燥をなるべく避ける。

3、十分な栄養・休息をとって免疫力を高めていく。

4、定期健診にて口の中をチェックしてもらう

 

もう少し花粉の時期は続きそうですが、頑張って乗り越えていきましょう、、、!