歯と健康寿命の関係

皆さんこんにちは!

最近は日中と朝晩の寒暖差が激しいですが、体調など崩されていませんか。

今月は『歯と健康寿命の関係について』少しお話します。

口腔内の状況が健康寿命と関係があるという話は聞いた事ありませんか?

昨今ではテレビの番組などでも取り上げられることが度々ありますよね。

では、実際にはどのような関係があるのか。

 

●歯と健康寿命の深い関係

歯と健康には密接な関係があることはご存知でしょうか?

厚生労働省の調査によると、寿命をまっとうするまでに「健康上の問題によって何らかの制限を抱えて生活を送る必要があった期間」は、男性が約9年、女性は約13年であることがわかっています。 また、65歳以上の高齢者を対象とし、2010年に行った調査によると、歯が20本以上残っている「なんでも問題なく噛める人」に比べて、歯が残っている本数がほとんどなく物が噛めないなど、「咀嚼能力が低い人」の認知症発症のリスクは1.9倍、要介護認定のリスクは1.5倍になったそうです。 このように噛めなくなることが健康に被害を及ぼすリスクはとても高いということがわかります。

●歯を失う原因 歯を失ってしまう主な原因としては

歯周病

歯を失う1番の原因は「歯周病」です。歯周病は歯を支える歯周組織が炎症を起こし、破壊されていく病気です。恐ろしいことに自覚症状が少ないので自分では気付かぬ間に進行してしまっているパターンが多いんです。

ムシ歯(う蝕)

歯を失う外因の2つ目は「ムシ歯」です。 特に、大きくなってしまったムシ歯は神経を取って治療をしないといけなくなります。 神経を無くした歯は枯木と同じように脆くなってしまうので割れたりするリスクも高くなります。そして歯の根っこが割れると歯を抜かなければなりません。

●歯の寿命を伸ばすためには

歯垢を溜めないケア

歯周病やムシ歯が予防できる丁寧な歯ブラシを行いましょう。そして歯ブラシだけではなかなか落とし切れない歯間も補助器具のフロスや歯間ブラシを使用してケアしていくことが大切です。また自身では落としきれない汚れは、歯科医院の定期検診でクリーニングを行うのもとても効果的です。

歯ぎしり、食いしばりの注意

就寝中や無意識のうちに歯に負担をかけていませんか?実は無意識下での歯ぎしりや食いしばりは、かなりの負担が歯にかかっているので、もしかするとマウスピースで対策してあげた方が良いかもしれません。 高齢になっても健康に過ごすためには、歯を健康に保つことがとても大切になってきます。歯の健康寿命を延ばすために、自身でできるケアから始めていきましょう。目指すは80歳で20本自分の歯で不自由なく噛めること!お手伝いできることがあれば是非お手伝いさせてくださいね。