こんにちは!井澤歯科クリニックのスタッフです。
7月になり早くも、うだる様な暑さの日々が始まりましたね!
マスクで迎える3回目の夏ですが、当院にいらっしゃる際は、熱中症に気を付けて、早めの水分補給をしてくださいね!
さて、今回はマスク生活が口腔にもたらす影響についてのお話です。
新型コロナウイルス感染症の予防として、日常的に必要不可欠となったマスク。
コロナによる規制も緩和されつつありますが、まだまだ習慣的にマスクを着ける方も多いと思います。
そんなマスクですが、長時間着用することによって息苦しさから口呼吸になってしまう方が多くいらっしゃいます。
実は、日常的に口呼吸を行うと、口の中にさまざまな悪影響をもたらしてしまうのです。
そこで、今回は口呼吸が口の中にもたらすリスクをお話ししていこうと思います。
1虫歯や歯周病の悪化
口呼吸になると口の中が乾燥し、唾液量が減少してしまいます。
水分が足りなくなるので口の中が粘つき、食べ物が飲み込みにくくなったり、発音がしづらくなったりします。
唾液には口の中の細菌をやっつけたり、汚れを洗い流すといった「自浄作用」という働きがあります。しかし、口腔内が乾燥してしまうことで自浄作用が正常に働かず、細菌が繁殖し放題になり、結果的に虫歯や歯周病を悪化させてしまう原因になってしまいます。
2口臭の発生
1と同様に口腔内が乾燥し唾液量が減少することで、口臭菌も活発化していきます。よって口臭が発生しやすくなってしまいます。
3歯並びの悪化
歯並びには口を閉じ頬や唇の外圧と、舌による内圧のバランスが取れている状態が良いとされています。
しかし、口を開いたまま長時間過ごしていると、圧力のバランスが崩れ、歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。
特に子供の場合は顎骨の成長期でもあるので、出歯や乱ぐい歯(叢生)になったり、下顎が大きく発達して受け口になってしまう可能性があります。
このように口呼吸と口腔内の状況は大きく関わっているのです。
【朝起きると口の中が乾いている】
【ふとした瞬間に口が開いている】
【口臭が気になる】
【子供の歯並びが心配】
【口を閉じると梅干しのような見た目になる】
など、1つでもお心当たりのある方は口呼吸になっているかもしれません。
『もしかしたら口呼吸しているかも!』
と思われた方は、是非担当の衛生士に相談してみてください。