医院からのおたより

虫歯について

☆虫歯について

突然ですが、質問です。

1.甘いものや冷たいものを口にすると歯がしみる。

2.舌で歯を触ると欠けや引っかかりを感じる。

3.歯の表面に黒や茶色の変色が見られる。

4.熱い食べ物、飲み物を口にしても歯がしみる。

5.なにもしていなくてもたまに歯がズキズキと痛む。

これらの中で思い当たる点がもしあれば、

それは虫歯かもしれません。

歯科で一度検診を行っていただく事をお勧めします。

さて、今日は虫歯についてお話ししていきます。

虫歯とは、虫歯の原因となる細菌(ミュータンス菌など)が作る酸により歯が溶かされてしまう病気です。ミュータンス菌は、糖分をエネルギー源として、歯を溶かす酸を作り出します。磨き残しのため歯垢が溜まってしまったり、糖分の摂取量や摂取回数が多かったりすると、細菌の活動が活発となり、むし歯になってしまいます。

虫歯になりやすい場所

虫歯の原因となる細菌は、歯垢の中に潜んでいます。

歯垢は歯磨きで除去できますから、正しくブラッシングを行うことで、虫歯を予防することができます。しかし、磨きにくい箇所には歯垢が蓄積しやすく、虫歯になるリスクは高くなります。

さて、虫歯になるリスクが高いところはどこなのでしょうか。

大きく分けて3つあります。

1.歯の咬む面の溝

溝には歯垢が溜まりやすく、除去しにくいためです。

歯ブラシをこのように当てて溝の汚れを落としてあげてくださいね。

2.歯と歯茎の境目周辺

歯ブラシが当たりにくい部分で神経までの距離が近く、柔らかい性質なので虫歯になると神経まで達するのが早いです。

3.歯と歯の間

歯ブラシ一本だけでは落としきれないため、フロス(糸ようじ)や、歯と歯の間が広い方は歯間ブラシの併用をお願いします。

虫歯になりやすい生活習慣

●歯みがきは1日1回以下

歯にプラークがたまりやすくなり、虫歯菌の増殖を招きます。

●間食やだらだら食べることが多い

歯にプラークがたまりやすくなり、虫歯菌の増殖を招きます。

●甘いものをよく食べる

虫歯菌は糖分を餌にするため、虫歯菌の増殖を招きます。

●しばらく歯科に行っていない

気づかないうちに虫歯になっている可能性が高くなります。

虫歯になりやすい口腔環境

●口の中がよく乾く

殺菌作用のある唾液が不足しているため、虫歯菌が住みつきやすくなります。高齢者などで複数の種類の薬を使用している場合、副作用で口の中が渇くこともあります。

●歯並びが悪い

歯のみがき残しが多くなるため、虫歯になりやすくなります。

●歯周病がある

歯茎が下がり、歯と歯の間に隙間ができてしまうため、みがき残しをしやすくなります。

●かぶせ物や詰め物が多い

詰め物と歯の間に隙間ができやすいため、虫歯になりやすくなります。詰め物の内側に虫歯ができる場合もあり、進行に気づきにくく、注意が必要です。

虫歯は放っておくともちろん進行してしまいます!症状が出るのは、かなり進行してからです。

初期の浅い虫歯なら簡単な治療で済むのですが、深くなってしまうと治療が複雑になり、治療回数がかえって多くなってしまいます。虫歯が歯の根まで浸食してしまうと最悪の場合、抜歯になってしまうケースもあります。

定期検診に来ていただくことももちろん大切なことですが、日々のケアもとても重要なことなので、もし正しい歯磨きの方法をご存じでない方がいらっしゃいましたら、衛生士から丁寧にレクチャーさせていただきます。

歯のステイン(着色汚れ)

生活を行ううえで、どうしても歯の表面についてしまうステイン(着色汚れ)。

ステインを予防・除去する為には、その原因と正しい対処方法を知ることが必要です。

ここではステインが付着する原因と正しいステインケアについて解説します。

 

〜ステインとは?〜

ステインとは食物中に含まれるポリフェノールの色素と、歯の表面を覆っているペリクルというタンパク質の膜が結びついたものです。

ポリフェノールは苦味や色素成分を含み多くの植物に存在します。

また、タバコの成分であるタールは褐色に変化するうえ、唾液中のカルシウムと結びつくため強固に付着する色素へと変わります。

この着色汚れは毎日歯磨きをしていても、特に磨きづらい部分に少しずつ付着し、黄ばんだり、くすんだりさせていきます。その付着スピードも食生活による為、人それぞれです。

 

〜ポリフェノールが多く含まれる食品〜

ポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用や、ポリフェノールの種類によっては、動脈硬化予防、血圧低下、視力回復、美肌効果、毛細血管強化作用、肝臓保護作用等の身体に良い効果があるとも言われています。

・赤ワイン

・ブルーベリー

・ぶどう

・緑茶

・紅茶

・ココア

・チョコレート

・玉ねぎ

・春菊

・蓮根

・カレー

・コーヒー 等

 

〜ステインが付着しやすい人〜

①唾液が少ない

唾液には歯の汚れを洗い流す自浄作用があります。ストレスや病気、薬の副作用により唾液の出が少なく、ドライマウスになっている場合は、飲み物や食べ物の色素が残ってしまいステインになりやすくなります。

唾液の出を良くする為に、ガムを噛む、口腔内をマッサージする等の唾液腺を刺激する行動や、口全体に含むようなこまめな水分補給、口腔保湿剤の使用するなども対策として効果です。

②口呼吸

口呼吸や常に口がポカンと開いていると、唾液が充分に出ていたとしても乾燥状態になります。

特に上の前歯は唾液腺が近くにない為、乾燥しやすくステインが付きやすくなってしまいます。

また、虫歯や歯周病のリスクも高くなる為、できるだけ鼻呼吸を心がけ、鼻に鼻炎等の問題がある場合は耳鼻科でご相談されてもいいかもしれません。

③ポリフェノールの摂取

上記でも記載しましたがポリフェノールは身体に良い作用が沢山あります。特にポリフェノールが多く含有されている食品を摂取した後はすぐに歯を磨く、又はすぐに磨けない状況であれば水でぶくぶくうがいをするだけでも付着率を軽減することができます。

 

〜ステインの付着を防ぐために〜

ステインは時間の経過と共に歯の表面に蓄積される為、毎日こまめに落とすことが大切です。

  1. セルフケアで出来ること

歯ブラシの当て方は基本的には虫歯、歯周病ケアと同様です。小刻みに動かし歯周ポケット内、歯間部、くぼみに毛先を入れ込みます。その際、歯にブラシ圧をかけ過ぎないように気を付けて下さい。

仕上げに前歯の口唇側に歯ブラシを縦にあて、上下に動かし毛先を更に歯間の細部まで当てましょう。

また、歯間ブラシやデンタルフロスを併用するとステインの付着予防だけでなく、虫歯、歯周病予防にも効果的です。

歯磨剤選びのポイントですが、顆粒が粗いすぎないものを選んで下さい。 

粗いものの方がステインが落ちるイメージがあるかと思います。一時的にはステインは落ちますが、歯の表面に傷がつくため、ステインが再着色しやすくなります。

  1. プロフェッショナルケアで出来ること

既に付着しているステインはご自身では取らないでください。

セルフで落とす道具も販売されていますが、粗い粒子の材料が多くやはり擦り落とすことになる為、歯の表面に傷がつい逆にステインが付着しやすくなります。

既についてしまったステインに関しましては知識を持ったプロにお任せください。

ステインを再付着しづらくする方法としてPMTCというクリーニングがあります。

P・・・professional

M・・・mechanical

T・・・tooth

C・・・cleaning

「専門家による機械的な歯面清掃」という意味です。

虫歯、歯周病予防効果はもちろんですが、特別な道具で歯の表面の傷をなめす為、繰り返し施術していくことでステインが付着しづらくなります。

さらに高濃度のフッ素塗布も行うスペシャルケアです。

ステインが気になる方だけではなく、虫歯や歯周病のリスクの高い方、矯正中の方、忙しく自分に時間がかけられない方にもおすすめです。

ご参考になりましたでしょうか。

さぁ、にっこり笑ってスマイル生活を送りましょう!!

定期検診にいらっしゃれない方へ

常日常、熱心にブラッシングしていただき、特に定期的メンテナンスにいらしている方は、今回の様に期間があいてしまう事に、不安を感じているのではないかと思います。ケアをさせていただいている衛生士としても、大変心配です。そこで、ご自宅で出来る口腔ケアとケース別の注意点、虫歯、歯周病になりやすい生活習慣をまとめてみましたので、ご参考にしていだければと思います。

ホームケア

日常、忙しい中では難しくても、ご自宅にいる時間が長い今であれば、いつもより少し長い時間をかけたホームケアが可能かもしれません。

特に補助器具は継続は難しい方もいらっしゃると思います。

その理由の一つとして、時間がかかって面倒だという意見をよく聞きます。

ですが、毎日続ける事によって、習慣になれば時間も短縮できると思います。

それぞれの注意点をまとめてみました。

ブラッシング

歯ブラシの選び方

普段、当院で歯ブラシを購入されている方が、市販の物を購入する際に参考にしてみて下さい

①テーパー加工毛

1本1本の毛先が細い為、歯周ポケット内や歯間部にアプローチしやすい形態です

②縦の列が3列くらいのもの

ヘッドが小さい為、奥歯や細部にアプローチしやすくなります

③毛先が硬すぎないもの

毛先が硬すぎると歯と歯間に過度なストレスを与えてしまうだけでなく、コシがあり過ぎて柔軟に歯間に入り込みづらくなります。逆に柔らか過ぎると今度はコシがなく刷掃力に欠けてしまう場合があります。

目安として交換時期は1〜2ヶ月ですが、後ろから見て毛先が見えているようなら、その前でも交換してください。開いたブラシは磨く効率を低下させてしまいます。

クリーニングをしていて、大半の方が磨けていないのが、上の1番奥の歯の後ろ側です。つい、忘れてしまいやすいことと、口を大きく開けて磨くと、顎関節が邪魔をして届きにくいので、口を少し閉じ気味にして、頬の緊張をといて磨いて磨いてください。

2番目に多いのが、下の奥歯の裏側です。

舌がある為、磨きにくいのが原因かと思われます。

人間の反射機能として、舌に物が当たると押し出してしまう事があります。舌を除けて磨こうと思っても、手や足と違って、普段意識していない為、最初は難しいので、慣れるまでは鏡で確認するといいと思います。

3番目に多いのが、上の前歯です。唾液線が少なく乾燥しやすい歯だからです。口唇に押されて磨きにくいですが、鏡で見える場所なので、口唇を指で持ち上げ、鏡を見ながら磨いてみてください。

歯周病で歯茎が下がっている方は根本の虫歯のリスクが大変高く、歯は根に向かうほど細くなっていく為、根本から虫歯になってしまうと神経に達するのが早いので注意が必要です。

デンタルフロス(糸ようじ)

普段使っている方も見落としがちなのが、歯と歯の間のくっついているところの下の部分です。

一箇所の歯間には左右二箇所の刺繍ポケットがあり、その部分まできれいに出来るのが理想的です。その際、歯茎を傷つけないように、慎重に行ってみてください。

下の前歯は唾液線が近い為歯石がつきやすく、気になる方が多いと思いますが、一箇所に対してフロスをする回数を多くし、こそぎ取るように行うと、沈着するスピードを遅く出来ます。

歯間ブラシ

歯間ブラシを使っている方で多いのが、爪楊枝のように使ってしまう方です。食べ物を取るのは大事ですが、本来除去したいものは、歯垢であり、細菌の塊です。歯の側面にそわせて、側面を磨くようなイメージで行ってください。

タフトブラシ

歯が小さい方、歯並びがあまりよくない方、矯正中の方、親知らずが斜めに生えていたり、歯茎がかぶっている方は歯ブラシに追加して使うと歯垢除去率がアップします。

電動歯ブラシ

既に使用してる方もいらっしゃると思いますが、電動歯ブラシ単独で全ての汚れを除去するのは難しいです。歯面がツルツルするので、一見綺麗になった気がしますが、虫歯になりやすい歯間や歯の根本の部分までは磨ききれない場合が多いです1日の中で、手用の歯ブラシや補助器具の併用をお勧めします。

洗口剤

うがいで、歯周ポケット内の細菌を除去することは出来ないということが分かっています。うがいだけでは歯磨きの代わりにはなりません。あくまで、綺麗に磨いた状態を維持する為、補助的に使うようにして下さい。

井澤歯科クリニック

衛生士一同

診療の規模縮小のお知らせ

診療に関して

しばらくの間、感染拡大を考慮し、規模を縮小しての診療としますが、現段階では休診日の変更はございません

3密回避の為、常時3面での換気、大型空気清浄機の稼働、消毒を徹底、患者数のセーブ、スタッフを削減しての診療とします。

現在は十分な消毒薬、ディスポーザブル品の在庫確保も出来ています。私達スタッフも出来る限りの感染予防を行い、可能な限り診療は続けてまいります。

一部診療では衛生士の担当や治療内容、診療日の変更をお願いすることがありますがご了承ください。

4月25日~5月6日までは完全に休診といたします

定期検診と治療延期について

メディアでは様々な情報が錯綜していますが、新型コロナウィルスによる肺炎の予防は歯科でのメンテナンス、清掃等が効果的と知られています。

メンテナンスをやめることはコロナウィルス感染のリスク、肺炎罹患リスクを高めてしまうことが考えられますが、ご高齢の方、持病をお持ちの方は重症化のリスクを考え、急性症状のない方は、こちらから延期をお願いする事もあります。

一般の患者さんにおかれましても、治療の延期、ご変更などは、ご自身で判断される前に必ず連絡、相談をお願いします。

ご来院される方へ

  • ご自身やご家族に発熱、咳、味覚・嗅覚障害等の体調不良が認められる場合は必ずご予約のキャンセルをお願いします
  • 診療まではマスクの着用をお願いします
  • 医院に着きましたら必ず手指消毒をお願いします
  • 非接触型体温計で体温測定を受付でお願いします
  • 待合室でお待ちいただく時間は最小限にしていますが、お待ちいただく場合は患者さん同士で間隔を取るようお願いします
  • 診療室に入ったらポビドンヨードでのうがいをお願いします
  • 刻々と状況が変わる中、皆様におかれましても不安な日々をお過ごしの事と思います。

    御来院いただく際は、決してご無理なさらないよう、お身体を大切になさっていただくよう、お願い申し上げます。

    通院の自粛、治療の延期をされる方へ

    自粛要請を受け外出を控えている方も多くいらっしゃいますので、ホームケアの方法などを今後こちらで掲載していきます。お時間の取れる今だからこそ、出来る事をしていきましょう。

    今後考えられる事態

    診療停止命令が発令された場合は急な休診となる可能性もありますが、ご了承ください。

    今後も政府、東京都の指示に従い、変更事項等は随時HPでお知らせいたします。

    井澤歯科クリニック

    スタッフ一同