🆕歯周病について

☆歯周病について

歯周病や虫歯を予防するためにいつも熱心に歯磨きしていただいていると思います。
しかし、歯磨きをして歯茎から血が出てくる時はありませんか?
それは歯周病のサインかもしれません。
歯周病についてテレビのコマーシャルでなんとなく聞いたことはあるけど詳しくは知らない。とおっしゃる患者さんも多いです。
そこで、歯周病とはどんな病気なのかということをまとめてみましたのでご参考にしていただければと思います。

歯周病は、歯を支えている顎の骨が溶けてしまう病気です。

まず、歯と歯肉の境目のことを歯周ポケットと言います。

この歯周ポケット内の清掃が行き届かないと、そこに多くの細菌が停滞し、歯肉に炎症が起き、赤くなったり、腫れたり、出血したりします。

そしてそのままの状態が長く続くと歯を支える土台(歯槽骨)がだんだんと溶け、歯周ポケットの深さが深くなり、歯が動揺し、最悪の場合は抜歯をしなければいけなくなります。

歯周病の原因

口腔内にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。

これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったりすると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面に付着します。

これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強く歯磨きをしないと落ちません。

この歯垢は1mgの中になんと10億個の細菌が住みついていると言われており、歯周病の原因です。

歯垢は取り除かなければ硬くなり、短くて3日ほどで歯石と言われる物質に変化し歯の面に強固に付着します。 これは歯垢と違って固くなっているので歯磨きでは取り除くことができません。
そして、歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させてしまいます。

正しい歯磨きの仕方

歯の表面を磨くことは容易なのですが実は歯周ポケット内まで磨くとなるとコツが必要です。

まず、歯ブラシは出来るだけ毛先が細くなっているものを使います。
先が細いことにより、歯周ポケットに入りやすくなるからです。

次は歯周ポケットめがけて少し倒し気味に、小刻みにあてます。
できれば同じところに10回程当たることが望ましいでしょう。

全ての歯を丁寧に磨いていくと5~10分は時間がかかると思います。

歯周病と抵抗力

歯周病は細菌による感染症なので抵抗力の低下は進行に大きく関わりがあります。

年齢を重ねるにつれて、歯周病の罹患率が増えるのは、 20歳を過ぎると体の機能が低下し、抵抗力が下がることよって、歯周病が進行しやすくなるからです。
また風邪をひいたり、疲れたりしても抵抗力が下がるので、日頃は体の抵抗力でおさえられている細菌の活動が急激に活発になり、歯周病が進行しやすくなってしまうため、日頃から抵抗力を高めておくことが大切です。

具体的には

①充分な睡眠をとる
睡眠中は、免疫細胞の働きが活発になり、抵抗力が高まります。

②食事の栄養バランスを大切に

③入浴で身体を温める
ゆっくり入浴することで、体を芯から温め、体温を上げることで抵抗力が高まるそうです。
38~40℃ぐらいのお湯に、10〜20分ゆっくりつかることがおすすめです。

また、抵抗力を下げないために風邪予防をするという面では、このような時期なので日々して頂いていると思いますが、やはり手洗いやうがいは基本です。
帰宅した際や食事前などは必ず石鹸で手の甲、手のひら、手首指先、爪の間、指の間をよく洗い、アルコール消毒もしましょう。
洗っていない手で目や鼻、口などに触れないように注意いただいて、体にウイルスの侵入を極力防ぎ、風邪を予防しましょう。

歯周病予防について

以前は「不治の病」とさえ言われていた歯周病も、現在では進行を止めることが可能となりました。

歯周病の原因は歯垢ですから、それをなるべく溜めない、増やさないことが大切です。

そのためには、

1.正しい歯磨きの方法を毎日実行する。歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておく事が何より大切なことです。

2.歯科で歯肉の中まで入っている歯石を取り除く歯周病の治療をし、歯ブラシの毛先を歯周ポケット内に到達しやすくすること。(SRP(スケーリング・ルートプレーニング)といいます。)

3.健康な状態をキープするため、歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けること。

もし正しい歯磨きの方法をご存知でない方がいらっしゃいましたら、衛生士から丁寧にレクチャーさせていただきますので、気兼ねなくおっしゃってくださいね。